ほたて一口メモ

(貝毒編)

 

1.貝毒って一体何でしょうか?

貝毒はある種のプランクトンが作り出す毒です。ホタテやカキなどの二枚貝がこの有毒化したプランクトンを

エサとして食べることにより、体内に毒が濃縮・蓄積した結果、本来無毒である二枚貝が毒化してしまいます。

この毒は、人間にとっては毒ですが、ホタテにとっては数あるエサのひとつが持っている物質に過ぎません。

貝毒には麻痺性と下痢性の2種類があります。

 

2.貝毒の特徴

 

麻痺性貝毒

下痢性貝毒

原因

植物プランクトン

(アレキサンドリウム属等)

アレキサンドリウム
Alexandrium tamarense

植物プランクトン

(ディノフィシス属・プロロセントラム属等)

ディノフィシス
Dinophysis fortii

蓄積場所

主に中腸腺(ウロ)、時期によって外套膜(みみ)、生殖腺(精巣・卵巣)、えら

中腸腺(ウロ)

主な症状

フグ毒に似ている。

食後30分ほどでしびれ・まひを生じ重症の場合は呼吸麻痺で死亡事例あり。

食後1〜2時間で下痢・嘔吐・吐き気・腹痛など。消化器系の症状があらわれる。今までに死亡事例はなし。

毒の性質

水溶性(加熱しても分解されない)

脂溶性(加熱しても分解されない)

猿払での

出現期間

今まで、規制値を越える麻痺性貝毒は出ていません

例年では4月中旬〜6月中旬

(年によって変動があります)

 

3.貝毒検査

出荷されている二枚貝については定期的に貝種・海域別に貝毒検査が行われており、貝毒出現期間中はその毒量に応じて自粛・自主規制等の措置がとられています。

また、ホタテは規制値を超えた場合でも認定施設で有毒部位を除去し、安全を確認した後で、安全証紙を貼って出荷されています。